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執筆者の写真HABU Kazuko

指揮コン鑑賞

オーケストラを指揮する気分はどんな感じなんだろ。。しかも審査されているその緊張感はすごいのでしょうね。3年前はオケを上から見渡せる2階席だったのでとオケとの距離も近く指揮者の表情もよーく見え譜面をめくるタイミングや音を出していない演奏者の表情などもわかり新鮮な感動を味わった。。残念ながら今回は2階席が無かったので1階席で鑑賞。その代わり指揮者を正面から捉えたカメラのモニターがこちらに向いていたので指揮者の顔側と背中の動きを同時に見ることができ又楽しめた。今日は指揮者コンクールの第二次予選。課題曲は「武満徹:弦楽のためのレクイエムSalabert版」「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30 Boosey&Hawkes版」「バルトーク:管弦楽のための協奏曲第1第4楽章Boosey&Hawkes版」第一次予選を通過した指揮者は一度曲を通した後に各パートやオケ全体に要求を述べる。その声は同時にマイクで拾われ客席にも伝わる。楽典的な事はもちろん水の流れるイメージでとか何々の様な面持ちでとかフレージングを唄ってみせたり、それはもう身振り手振りで真剣な口調で伝えるとオケのメンバーは難なく理解し受け止めて再度合奏となる。かっこいい。。

どれだけの集中力なの!?自分なら泡吹いて倒れてしまいそうだ。私はめちゃめちゃ緊張するタイプなので(信じない人が多いと思うけど)しかも相手はちょープロオーケストラ(この日は東フィル)じーーっと見つめてくるたくさんのオケ目。あ〜〜ぞぞぞぞ。 同じ曲でも指揮者の表現によってこうも響きがちがうのか〜と関心するばかり。それを瞬時にこなす演奏技術!カッケー。 ピアノ(P)かフォルテシモ(ff)しか無いようじゃダメよね~えっ?。。。だれのこと? ドラマー目線で言うと打楽器奏者の一人が座ったままトライアングルのトレモロ(連打)から横にあるドラ(銅鑼)を1発叩くまでのほんの数秒の間、指揮者から目を話さずに体制も変えずにスティックを持ちかえて「ゴ〜〜ン!」の場面に釘付け。あの人と話がしてみたいわ、吞みながら(笑) 曲が始まってから1回だけ音を出すまで微動だにしない待ち時間。いや待っているのではない参加し続けているのだからその集中力も素晴らしい。プロオケの方は酒豪が多いと聞くけど眠くなったりはしないのだろうか。やっぱり話を聞いてみたいなぁ〜 審査は制限時間が来ると舞台上の照明が薄暗くなり指揮者は拍手をもらいながら退場する。この時に客席からの拍手はもちろんオケのメンバーからも「足踏み」が起こることがある。これは指揮者に対して「よかったよ」の意味だそうで今日も何度か「足踏み拍手」がドタバタ鳴った。ホール全体の緊張感が和らいでどことなく子供が喜んで足をバタつかせているみたいにほほえましい瞬間だった。自分があの指揮台に立つことを想像。。うんまず管楽器からは見えないね。解決策は。。すり鉢式の階段ステージの真ん中で棒を振る。

コレだ!

10/14 に指揮コン本選(東京オペラシティ)おすすめです🎵         





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